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エゴン・シーレ~愛欲と陶酔の日々~

もう随分ふるいDVDですが、

エゴン・シーレの半生を描いた作品を観ました。


「エゴン・シーレ~愛欲と陶酔の日々~」

Amzon記載の情報によれば、
日本での販売は2001/07/27とのこと。

古い。(汗)



とても静かな映画でしたよ・・・。

ノイレングバッハ事件から始まり

ヴァリーやエディットとの関係も描かれています。

もちろんクリムトの姿も。


もっと臨場感と緊張感たっぷりにえがかれていれば
「もう少し楽しめたんじゃないかな〜」なんて思います。(笑)


シーレ初期の作品、自画像や人物画を描く際にでも

もっと緊張感たっぷりに。鬼気迫る雰囲気などを前面に出して作って欲しかった。


ヴァリーとの関係をえがく際も、もっと熱いものに、
そしてエディットに心変わりするシーレに対して

観る人が

「シーレひどい!ヴァリーかわいそうっ!(TmT)」


みたいな感じに、感情移入ができたらもっと良かったかな。
(「ヴァリー大好き」な人は、多いと思うので。笑)


ヴァリーが死ぬときのシーンも、ほんと地味でした。(汗)

馬小屋みたいなところで寝込んだまま
意識が遠いていくシーンがあったのですが

ヴァリーの顔に虫がたかってましたよ。(涙)

もうちょっとドラマチックに演出しても良かったのではと思います。


はっきり言いまして、シーレファンじゃないと
まったく楽しめない映画になっています。

とても残念・・・。


ただ、画家をえがいた映画に共通して言えることなのですが

画家の描いた作品が出てきたときは、やっぱりうれしいものです。


シーレの作品そのものではなくモチーフになったもの、

「白い壁」や「枯れたひまわり」、「四本の木」

これらが出てきたときも、うれしかった・・・。